オーストラリアの学校に給食はある?
結論からいうと、給食はありますが日本のような制度ではありません。利用したい家庭のみが利用し、ほとんどの子供たちは水筒とお弁当を持参します。日本の学校のように、教員は生徒と一緒に食べませんし、給食の配膳もしません。ただ、子供たちの安全のため、Playground Duty(プレイグランド当番)があり、教員と教員助手が交代で子供たちを見守ります。
何回食べるの??
小学校の食事をとれる休憩時間が3回あります。
- Fruit break=5分ほどの短い栄養補給の時間
- 1st break=1時間ほどのお昼ご飯を食べる時間
- 2nd break=20分ほどのおやつの時間
オーストラリアの一般的なおべんとう
子供たちはオーストラリアで生まれたオーストラリア人であっても、その家族の出身国や文化は様々です。そのため、子供たちが食べているおべんとうはとても興味深いです。
【一般的なおべんとう例】
- サンドイッチ、ラップなどのパン類
- パスタなど麺類
- フライドライス
- 野菜スティック+ディップ
- マフィン
どうしてもおべんとうが作れないときの救世主!
タックショップ(tuck shop)という売店のようなものがあり、当日の朝までに注文すれば、ランチを受けとることができます。
タックショップには、こんなものが売られています。
[タックショップ メニュー](例)

フローズンヨーグルトやアイスキャンディーなども売られていて、子供たちがご褒美として親から小銭をもらって、とっても嬉しそうに買い物をしている様子を見かけます。
食物アレルギー対応
オーストラリアでは、アレルギーがある子供が多いです。アナフラキシーという発作が出てしまうと、命に関わります。「ナッツフリー」といって、ナッツをお弁当に入れてはいけないとしている学校があります。また、食べ物を他の人にあげたり、シェアしてはいけないという決まりもあります。
毎日がピクニック状態
どこで食べると思いますか?日本の学校しか知らずに育った私は、当然、教室で椅子に座ってたべるものだとおもっていました。
外です❗子供たちは、屋根があるコンクリートの地面の上にあぐらをかいてすわります。日本の子供たちからすれば、外でおべんとうを食べるというのは羨ましいことかもしれません。
学校における「給食指導」
日本の「給食指導」とは
学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ることに加え、食に関る指導を効果的に進めるための重要な教材として、給食の時間はもとより各教科や総合的な学習の時間、特別活動等において活用することができます。
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/04/19/1293002_8_1.pdf&ved=2ahUKEwj0w5fI_I3qAhXywjgGHTNmB7wQFjACegQIAhAB&usg=AOvVaw0BwuIz6XEczBhL6OIHmevV
特に給食の時間では、準備から片付けの実践活動を通して、計画的・継続的な指導を行
うことにより、児童生徒に望ましい食習慣と食に関する実践力を身に付けさせることがで
きます。また、学校給食に地場産物を活用したり、郷土食や行事食を提供したりすること
を通じ、地域の文化や伝統に対する理解と関心を深めるなど高い教育効果が期待できます。
文部科学省 より引用
オーストラリアでの食育
科目にHEALTH(健康)があり、食育も含まれています。
最後に
私は、日本の学校給食制度が全体的に好きです。自分の子供には、必ず経験させたいと思っています。
しかし、いくらいい制度でもオーストラリアのような多文化の国には会わないのだろうと感じています。もっと、深く考察していきたいと思っています。