はじめに
オーストラリアの公立小学校における水泳の授業について、ご紹介します。
親子留学を考えている方。
オーストラリア在住のこれからお子さんを小学校に送られる方。
教員の方々。
海外の学校事情に興味のある方。
どうぞ読んでみてください。
オーストラリアのどの学校でも、水泳の授業があるの?
どの学校でも水泳の授業があるのか。疑問ですよね。
日本で学校によって、地域の気候や特長を活かした、異なる授業が行われているように、オーストラリアでは、水泳の授業の在り方が様々で、全くない学校もあります。
また、プレップという、小学一年生の前の学年から、入学してすぐに水泳の授業を始めるところもあれば、高学年のみ対象に授業を行うところもあります。

どうして、学校によってそんなにちがうの?

プールがない学校があるからなんですよ。
どうしてプールがないの?
現在、敷地内にプールがある学校は、大抵、結構むかしに建てられた古い学校なんです。
比較的新しい学校にプールがないのは、プールの維持費がかなりかかってしまうからだそうです。
電気代、水道代、メインテナンス代…といったところでしょうか。

悲しい事実ですね。。。
プールがある学校の水泳の授業
日本の私の母校は、体育が2時限続きでありました。時間でいうと50分+50分=1時間40分。十分に着替える時間があって、しっかり泳げました。

泳げない子や水が苦手な子にとっては、地獄の時間でした。。。
一方、オーストラリアには、体育専科の先生がいて、一例ですが、ある小学校では、水泳の授業は30分のみ。
決められた時間に間に合うように、子供たちは水着に着替えて、並んで、担任の先生がプールまで歩いて送り届けます。
想像してみてください。30分なんてあっという間です!自分で何でもできる高学年の子供たちは問題ありませんが、プレップ(最年少は4歳半)の20人くらいの子供たちの場合は、大変なことになります!
こういう時、ボランティアの存在は欠かせません。
ティーチャーズエイドとよばれる教員のアシスタントが、水泳の授業にはいるのですが、加えて生徒のご家族からボランティアを募っています。

じゃあ、プールがない学校はどうしてるんだろう?
プールのない学校の水泳の授業
公共のプールを借りています。水泳の時間になるとバスで大移動!そうなると、全学年に水泳の授業をするのは、難しくなりますよね。
短期集中の水泳の授業をする場合もあります。
全くない場合もあります。

学校選びのひとつのポイントになるかもしれません。
学校指定の水着を買う!?
その必要はありません。
学校の制服のルールは厳しくても、水着に関してはそうでもありません。ビキニはだめですが、色や柄は自由です。
日本の紺色の水着を思い出すと、かわいそうになります。
キャップは絶対必要です。
まとめ
学校で水泳の授業があってもなくても、習い事としてスイミングは大人気です。
海に囲まれ、温暖な気候。プールやビーチで泳ぐ機会が多いオーストラリアの子供たち。
家族がいつも手の届く距離にいることが一番ですが、子供たちが自分の命を守れるように、ライフスキルを身に着けさせるために、スイミングスクールに通わせる親御さんは多いです。この考えは、日本も同じですよね。
今回は、学校の水泳の授業についてお伝えしました。
最後まで、読んで下さり、ありがとうございました。
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